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【本展覧会ポスター】
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「わたしの街」と聞いて、みなさんはどんな風景を思い浮かべるでしょう。
現代では、それは必ずしも「故郷」ではありません。
人によっては、よく遊びに出かけた繁華街、毎日出勤する仕事場のある街、
夜に家族が待つ家がある街という風に、「わたしの街」は多様なイメージを含んでいます。
そこで思い浮かべる慣れ親しんだ街は、自分の居場所であり、自分の世界が存在する場所でもあります。
一方で、街はそれ自体の個性を持つものでもあります。それぞれの「わたしの街」の中には、
街に根付くさまざまな文化や、その土地が有する過去の記憶、長年にわたって作り上げられた街自体の気風があります。
たいてい、それらの大部分は素通りされ、時間の経過によって忘れ去られ、気づかれないまま、私たちに知られることはありません。
私たちが「わたしの街」として知っているのは、その街の持つ個性のほんの一部分にすぎません。
しかし、ときに私たちは、「わたしの街」の中でも全く足を踏み入れたことのない場所、なじみのない文化が根付く地域、
いつも見ていたはずなのに気にも留めていなかったもの、忘れ去られていた過去の記憶に触れることがあります。
そんな「わたしの街の知らないところ」に出会うという体験は、私たちの想像をかきたて、
「わたしの街」とはどこにあるのか、あらためて自分と街の関係を問い直すきっかけとなります。
ひいては自らのアイデンティティについて考えることにもつながるでしょう。
今回、私たちは「わたしの街の知らないところ」というテーマのもと、シンガポールと日本から8人の作家を選びました。
シンガポールと日本。生まれ育ち、働き、暮らす街は全く異なりますが、彼らは皆それぞれの「わたしの街」を持っています。
「知らないところ」との出会いを取り上げた彼らの作品は、
今日の社会における人々と街の関係についての新たな視点を得る機会を与えてくれるでしょう。
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【本展覧会チラシ表】
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【本展覧会チラシ裏】
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Information 展覧会情報
展覧会の概要 ※展覧会は終了しました
本展覧会は九州大学で美学美術史を学ぶ学生たち=AQAプロジェクトが、公益財団法人福岡市文化芸術振興財団(FFAC)の支援のもと、今日のシンガポールと日本の美術動向を、ひとつのテーマのもとに紹介するものです。
AQAプロジェクトは、2006年から大学における研究教育と社会を結ぶ事業として、地元の美術館や自治体と協力しながら、展覧会に関わってきました。近年は、福岡市/交易財団法人福岡市文化芸術振興財団の協力を得て、アジア現代美術展の企画運営を行っています。
今年度はこれまでの経験をふまえ、現地調査に基づいて、学生の目から見たシンガポールと日本の現代美術の一端を紹介し、日本におけるシンガポール美術の理解に寄与することで、シンガポールと日本の美術交流に貢献することを目指しています。
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展覧会名 | 九大生AQAプロジェクトによる現代美術展 わたしの街の知らないところ─シンガポールと日本
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内 容 | シンガポールと日本のアーティスト8人による写真・映像・絵画作品 |
主 催 | AQAプロジェクト/九州大学文学部/福岡市/(公財)福岡市文化芸術振興財団 |
協 力 | ラサール美術大学(協力キュレーター、講師セン・ユージン)/オブジェクティフス・フィルムズ/ シンガポール国立大学博物館/シンガポール国立美術ギャラリー
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会 期 |
2013年2月14日(木)〜2013年2月26日(火)
休館日 2013年2月20日(水) 開館時間 10:00〜20:00 ※最終日2月26日(火)は18:00まで ※2月18日(月)17:30-19:30はアートリエ ラウンジ・コンサートのため作品をご覧頂くことができません。
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会 場 | 福岡アジア美術館・交流ギャラリー(博多リバレイン8F)
〒812-0027 福岡市博多区下川端町3番1号 地下鉄「中洲川端駅」下車、6番出口より徒歩すぐ、バス停「博多座」・「福岡アジア美術館前」下車、徒歩すぐ
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料 金 | 無料 |
事務局 | AQAプロジェクト 福岡市東区箱崎6丁目19−1 九州大学文学部美学美術史研究室内 電話&FAX 092−642−2373 URL: http://aqa.aikotoba.jp/
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担当教員 | 九州大学大学院人文科学研究院・教授 後小路雅弘 ushiro@lit.kyushu-u.ac.jp
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Event イベント
記載のない場合は、入場無料、申し込み不要。
皆さまのご臨席をお待ち申し上げます。
※イベントの内容は、予告なく変更となる場合がありますのでご注意ください。
■アーティストトーク ※終了しました
出品作家が、展示空間で自作について語ります。
[日時]2月16日(土) 16:00-17:30 [料金]無料
[会場]交流ギャラリー(福岡アジア美術館8F)
[ゲスト]ジェネビーブ・チュア、森田加奈子、山城知佳子(出品作家)、セン・ユージン(協力キュレーター)
■オープニング・レセプション ※終了しました
[?日時]2月16日(土)18:00-19:00
■アートリエ ラウンジ・コンサート ※終了しました
サンタ・バーバラ室内オーケストラ音楽監督兼常任指揮者をつとめる大山平一郎氏や福岡を拠点に活動するプロによる弦楽四重奏を展示空間で開催します。
[日時]2月18日(月) 18:30-19:30
[料金]無料
[会場]交流ギャラリー(福岡アジア美術館8F)
[曲目]ショスタコーヴィッチ「弦楽四重奏曲第8番」
[出演]大山佳織、加来洋子、大山平一郎、重松恵子
※当日17:30-19:30まで、作品をご覧頂くことができません。
※やむを得ない事情により、曲目・出演者が変更となる場合がございます。
■(関連イベント)講演会「アマンダ・ヘン自作を語る」 ※終了しました
[日時]2月21日(木) 15:00-17:00
[会場]あじびホール(福岡アジア美術館8F)
※聴講無料(逐次通訳)
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【講演会チラシ】
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■学生によるギャラリートーク ※終了しました
[日時]2月23日(土) 11:00-12:00
[会場]交流ギャラリー(福岡アジア美術館8F)
■出品作家森田加奈子によるワークショップ「もうひとつの風景」 ※終了しました
※参加には事前のご予約が必要です。
※詳しい内容は随時更新します
[日時]2月23日(土) 14:00-16:00
[会場]交流ギャラリー入口集合(福岡アジア美術館8F)
[講師]森田加奈子(出品作家)
[申し込み](公財)福岡市文化芸術振興財団
Tel:092-263-6266 Fax:092-263-6259
Mail:plaza@ffac.or.jp
※代表者名、参加人数、連絡先をお知らせください。
[定員]20名(先着順)
[内容]あなたにとって「わたしの街」とはなんですか?
本イベントは展覧会の出品作家森田加奈子を講師に迎えたワークショップです。
講師の簡単なレクチャーの後、参加者持参の身近な人物や風景の写真のコピーと、
シンガポールの街の風景の写真のコピーを組み合わせて板段ボールに転写し、
思い思いに異なる色や画材を使って絵画にします。
それにより参加者の内部にある「思い出や日常」をビジュアルで顕在化させ、
それが様変わりする体験、あなたの街の知らないところ」を発見する体験を
味わっていただけることを想定し行います。
※画材を使いますので、汚れてもいい服装でおこしください。
身近な人物や風景の写真をお持ちください。
(ワークショップではその写真のコピーを使用します)
作品の持ち帰りを希望の方はA4サイズのものが入る大きさの袋をお持ちください。
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【イベントチラシ】
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■シンポジウム「学生たちの“ところ”展」 ※終了しました
展覧会の企画を行った九州大学AQAプロジェクトの学生が、テーマや展覧会企画のプロセスついて報告します。
[日時]2月26日(火) 15:00-17:00 [料金]無料
[会場]交流ギャラリー(福岡アジア美術館8F)
[パネリスト]有田佳織、岡愛美、川原郁乃、曽由子、野々下由真、細石尚希(以上AQAプロジェクトメンバー)
※Ustreamのアート情報番組コトコトアートカフェにて展覧会の紹介をさせていただきました
是非ご覧ください!→
視聴はこちら
Artist アーティスト
作家名(生年)
シンガポールから
BOO Junfeng
| ブー・ジュンフェン
| (1983年)
| >
Darren SOH
| ダレン・ソー
| (1976年)
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Genevieve CHUA
| ジェネビーブ・チュア
| (1984年)
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HO Hui May
| ホー・フイメイ
| (1975年)
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Michael LEE
| マイケル・リー
| (1972年)
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日本から
MORITA Kanako
| 森田加奈子
| (1979年)
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Navin RAWANCHAIKUL
| ナウィン・ラワンチャイクン
| (1971年)
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YAMASHIRO Chikako
| 山城知佳子
| (1976年)
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