九大生AQAプロジェクトによる現代美術展
 世界の在りか ―インドネシアと日本
SEPENNGAL KISAH DUNIA / MAPPING THE UNMAPPED
-Indonesian and Japanese Contemporary Art Show Organized by Kyushu University AQA Project Students



日時:2014年2月14日(金)−25日(火) 10:00−20:00
場所:福岡アジア美術館・交流ギャラリー(博多リバレイン8F)
※水曜休館
※展覧会は終了しました

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▲展覧会ポスター

 「世界」とはどこにあるのでしょう。

 私たちの「世界」は、過去にくらべて大きく広がっています。グローバル化によって、各国各地がつながりあうようになった現在、「世界」は地球規模のものとなり、私たちは大きなひとつのフィールドで暮らしていると感じることさえあります。しかし、「世界」とは、どこか遠くの、地球規模に広がるものでもあれば、それ以前に、今立っているこの場に基づく等身大のもの、つまり街や個人といった比較的小さく多様な「世界」も確かにあるのです。

 インドネシアは、海上交通の要衝として古来より多くの民族が行き交いました。現在は「インドネシア」というひとつの国として独立しましたが、彼らのアイデンティティは、今も自分が住む地域や街という比較的小さな単位に基づいているように感じられます。
 日本では、日本人というアイデンティティは自明のように思われており、実際は日本列島の中でも日本人という意識にバリエーションがあることは見過ごされがちです。

 「世界」とはどのようなものなのでしょう。

 街やコミュニティや人、それぞれの世界観というものは、それが存在する土地が少なからず影響しています。土地から立ち昇ったものが、それぞれの地域で人々を包み込み、人々は温度や匂いを五感で受け取って、世界観を育みます。
 一方、写真や映像などのデジタル技術の発達により、わたしたちは画面上に、メモリー空間に、そして思考の中に、新たな「世界」を見出すようになっています。眼前の現実を超えた世界観も浸透しつつあるのです。


 今回、それぞれの方法で世界に関わろうとするインドネシアと日本の作家による、映像、絵画、写真作品を紹介します。本展は、現代の世界観が反映された、街、コミュニティ、人という、小さな単位の「世界」を探ろうと試みるものであり、本展が皆様にとっての「世界の在りか」を見つめる契機となれば幸いです。




 ▲展覧会チラシ 表


 ▲展覧会チラシ 裏


▲展覧会プレポスター





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