History of Activity ― 活動の歴史



2006年度

『マドンナたちのフィリピン─女性・キリスト教・多層文化─』展開催


会期:2006年10月5日(木)~12月25日(月)
会場:福岡アジア美術館 アジアギャラリーA



2006年度、AQAプロジェクトでは、フィリピン美術の展覧会を企画・開催しました。
この展覧会は、福岡アジア美術館が所蔵するフィリピン作家の作品から、次のような特徴を持つ17点を選び展示したものです。
・16世紀のスペイン入植以来、様々な外来文化に晒されてきたフィリピンの文化の多層性
・フィリピン文化を語る上で重要と言えるキリスト教の影響
・フィリピン美術の中で表現されてきた女性像と女性アーティストの活動
また、展示案を考えるのみではなく、休日には学生による作品解説やギャラリートークを行い、
作品に描かれた「マドンナ」に注目して頂けるようなワークシートもご用意しました。
フィリピン美術の中にかいまみえる女性たち。
そんな“マドンナ”の姿を通じてフィリピンの歴史や今を紹介する展示、 鑑賞教育、広報活動によって、多くの方々にフィリピンをより身近に感じて頂けたことと思います。

ギャラリートーク:10月5日(木)、10月24日(日)、11月26日(日)、12月24日(日)



2007年度

『福岡アートフェア・シュミレーションα―九州ネットワークの起点として』出展

会期:2007年10月28日(日)~12月2日(日)
会場:福岡県立美術館

2007年度、AQAプロジェクトでは福岡県立美術館開催の「福岡アートフェア・シュミレーションα」に出展参加しました。
・"AQAプロジェクト"活動の紹介
・現代アジア美術に関する最新情報の紹介



『菊畑茂久馬と<物>語るオブジェ』展参加

会期:2007年11月3日(祝)~2008年1月14日(祝)
会場:福岡県立美術館



2007年度には上記の「アートフェア・シュミレーションα」への出展と並行して、同館開催の「菊畑茂久馬と<物>語るオブジェ」展に参加し、鑑賞サポートプログラムとして「オブジェ占い」、ギャラリートーク、ワークショップを企画・実施しました。 「オブジェ占い」は、100枚のオブジェ・カードから気になるカードを引くと、性格や運勢が占えるワークショップです。占いの結果には展示されているオブジェを見るヒントが隠されており、子供から大人まで楽しみながら作品の新しい見方にふれることができます。また、来場者の方と作品を見ながらオブジェ・カードを制作するワークショップも実施しました。そのほかに、ギャラリートークを行い、美術史を学ぶ学生ならではの視点で作品の魅力や見所をお話しました。 これらの企画を通していままでとは違うオブジェの見方を見つけていただき、より展覧会を楽しんで頂けたと思っています。

ギャラリートーク:11月18日(日)、12月2日(日)、12月24日(月)、1月6日(日)
ワークショップ:12月9日(日)、12月22日(土)、1月13日(日)



2008年度

『中山森彦と仙ガイ』展企画・参加(AQAプロジェクトX)

会期:2008年5月8日(木)~5月15日(木)
会場:九州大学図書館2F閲覧室



2008年度は、上記の展覧会を企画し開催しました。中山森彦とは、九州大学医学部の教授で、美術評論家としても活躍した博士です。中山博士が蒐集した仙ガイ(ガイの漢字は涯のさんずいなし)の書画、および蔵書や書簡のうち約30点を展示し、その業績を偲ぶという意図で企画しました。仙ガイは江戸時代後期に活躍した聖福寺の禅僧で、ユーモラスでありながらも奥深い作品は、今でもなお高い人気があります。短い会期でありながらも1012名もの方がご来場くださり、大盛況のうちに終了しました。なおAQAプロジェクトでは、本展の図録を作成し配布しました。



『柳川・立花家の至宝』展参加

会期:2009年1月10日(土)~2月15日(日)
会場:福岡県立美術館 4階展示室



2008年度は、上記の展覧会において、4回にわたるギャラリートークを開催しました。さらに、「見つけよう!御道具が語り出すとき」というセルフガイドブックを作成し、会場で頒布しました。これらの鑑賞教育プログラムによって、それぞれの御道具の裏側にある歴史や物語を知ることにより、御道具が語りはじめる瞬間に出会っていただけことと思います。

ギャラリートーク:1月25日(日)、2月1日(月)、2月11日(水)、2月14日(土)



2009年度

『ただいま―九大生AQAプロジェクトによるアジア現代美術展』の企画・開催

会期:2009年9月5日(土)~11月23日(月)
会場:博多リバレイン地下2階 ギャラリーアートリエ



2009年度のAQAプロジェクトは、アジア現代美術の国際展を企画・開催しました。
この展覧会は、第4回福岡アジア美術トリエンナーレの協力のもと、アジア美術の最新動向を紹介するものです。「ただいま」のテーマに沿って、アジア7地域から8名の現代アーティストの作品12件を展示しました。
今年度は企画の段階から、作家選考、出品依頼、図録制作、広報、展示などすべての作業をAQAプロジェクトメンバーが主体となって行いました。これまで積み重ねられてきたAQAプロジェクトの成果を、ひとつの集約したかたちにして、展覧会として提示することができたのではないかと思います。
詳しい内容は、「ただいま」展特設ページをご覧ください。

オープニングイベント:9月6日(日)
映像制作イベント:11月14日(土)、15日(日)
クロージングイベント:11月23日(月)



2010年度

『おとなりさん。―九大生AQAプロジェクトによる韓日現代美術展』の企画・開催

リバレイン会場:博多リバレイン地下2階 ギャラリーアートリエ
会期:2010年12月4日(土)~2011年1月30日(日)
箱崎会場:九州大学総合研究博物館 第一分館倉庫
会期:2010年12月6日(月)~12月13日(月), 2011年1月22日(土)~1月30日(日)

 

2010年度のAQAプロジェクトは、韓日現代美術の国際展を企画・開催しました。
この展覧会は、財団法人福岡市文化芸術振興財団(FFAC)の支援のもと、今日の韓国・日本の美術動向を、ひとつのテーマに絞って紹介するものです。「おとなりさん。」のテーマに沿って、韓国と日本の現代アーティスト8名の作品10件43点を展示しました。
前年度の経験をふまえ、前年同様すべての作業をAQAプロジェクトメンバーが主体となって行うとともに、韓国での実地調査を行い、出品作家を選考しました。出品作家・作品の発見の段階から、あらゆる作業をメンバーで行ったことで、本当の意味での『AQAプロジェクトによる』展覧会の、ひとつのかたちを示すことが出来たのではないでしょうか。

展覧会の詳細は、「おとなりさん。」展特設ページにてご覧ください。

2010年12月05日(日) リバレイン会場オープニングイベント
2010年12月06日(月) 箱崎会場オープニングイベント
2010年12月07日(火) 学生キュレーターによるギャラリートーク
2010年12月13日(月) 公開授業《美術展の作り方》
2011年01月16日(日) 現代美術家 牛島光太郎によるワークショップ 『意図的な偶然』のつくり方
2011年01月30日(日) クロージングイベント


2011年度

『九大生AQAプロジェクトによる現代美術展「台湾/日本―いま ここに在るということ」 現在我在這裡的意思 : fragile reality』の企画・開催

博多リバレイン地下2階 ギャラリーアートリエ
会期:2010年12月5日(月)~2011年1月29日(日)


2011年度のAQAプロジェクトは、台湾/日本における現代美術の国際展を企画・開催しました。
この展覧会では、財団法人福岡市文化芸術振興財団(FFAC)の支援のもと、今日の台湾/日本の美術動向を、「台湾/日本―いま ここに在るということ」というテーマに絞って紹介しました。台湾と日本より現代アーティスト6名の作品18点を展示しました。
過去二年の経験をふまえ、台湾への実地調査、出品作家の選考、展覧会テーマ設定、展示作業、イベント運営まで展覧会づくりのすべての作業に取り組みました。

展覧会の詳細は、「台湾/日本―いま ここに在るということ」展特設ページにてご覧ください。

2011年12月05日(月) オープニングイベント
2011年12月10日(土) 岩切みおによるアート・レクチャー「Taiwan - Art in Life」台湾アート 日常の隙間から
2011年12月23日(土) 学生によるギャラリートーク
2012年01月22日(日) 出品作家山内光枝による「光とかげのワークショップ」
2012年01月29日(日) クロージングイベント「いまここ」展ができるまで ―いまここってなあに?


2012年度

『九大生AQAプロジェクトによる現代美術展 「わたしの街の知らないところ ―シンガポールと日本」』の企画・開催

会期: 2013年2月14日(木)~2013年2月26日(火)
会場: 福岡アジア美術館・交流ギャラリー(博多リバレイン8F)



2012年度のAQAプロジェクトは、シンガポールと日本の現代美術の国際展を企画・開催しました。
この展覧会では、財団法人福岡市文化芸術振興財団(FFAC)の支援のもと、今日のシンガポールと日本の美術動向を、ひとつのテーマに絞って紹介しました。そのテーマである「わたしの街の知らないところ」に沿って、シンガポールより5名、日本より3名の作品16点を展示しました。
前年に引き続き、シンガポールへの実地調査をふまえてのテーマ設定や出品作家選考といった企画から、出品依頼や図録制作、イベント運営などの実際の展覧会開催までに至る、すべての作業をAQAプロジェクトのメンバーが行いました。

展覧会の詳細は、「わたしの街の知らないところ ―シンガポールと日本」特設ページ[ 日本語 ] / [ ENGLISH ]にてご覧ください。

2月16日(土) アーティストトーク
2月16日(土) オープニング・レセプション
2月18日(月) アートリエ ラウンジ・コンサート
2月21日(木) (関連イベント)講演会「アマンダ・ヘン自作を語る」
2月23日(土) 学生によるギャラリートーク
2月23日(土) 出品作家森田加奈子によるワークショップ「もうひとつの風景」
2月26日(火) シンポジウム「学生たちの“ところ”展」




2013年度

『九大生AQAプロジェクトによる現代美術展 「世界の在りか ―インドネシアと日本」』の企画・開催
会期: 2014年2月14日(木)~2014年2月25日(火)

会場: 福岡アジア美術館・交流ギャラリー(博多リバレイン8F)
 


2013年度のAQAプロジェクトは、インドネシアと日本の現代美術の国際展を企画・開催しました。
この展覧会では、財団法人福岡市文化芸術振興財団(FFAC)の支援のもと、テーマである「わたしの街の知らないところ」に沿って、シンガポールより6作家、日本より3作家の作品22件25点を展示し、今日のインドネシアと日本の美術動向を紹介しました。
前年に引き続き、インドネシアへの実地調査をふまえてのテーマ設定や出品作家選考といった企画から、出品依頼や図録制作、イベント運営などの実際の展覧会開催までに至る作業をAQAプロジェクトのメンバーが行いました。
展覧会の詳細は、 「世界の在りか ―インドネシアと日本」 [ 展覧会特設ページ ][ English ]
にてご覧ください。

2月14日(金) アーティストトーク
2月14日(金) オープニング・レセプション
2月14日(金) レクチャー「インドネシア現代美術とITB」
2月15日(土) 出品作家によるワークショップ
2月21日(金) アートリエ ラウンジ・コンサート
2月23日(日) 学生によるギャラリートーク
2月23日(火) 学生によるシンポジウム


2014年度

『希望の家:モンティエンへのオマージュ/ナウィンからの手紙』のキュレーション

会期: 2014年9月6日(土)~2014年9月23日(火・祝)
会場: 紺屋2023 konya-gallery



 【本展覧会チラシ表】


 【本展覧会チラシ裏】

2014年度は、Post-AQA projectと名前を変えて活動を再開し、『希望の家:モンティエンへのオマージュ/ナウィンからの手紙』展のキュレーションを行ないました。
この展覧会は、今は福岡/チェンマイを拠点にグローバルな活躍を続けるタイ出身のアーティスト、ナウィン・ラワンチャイクンが、タイ現代美術を今日の隆盛に導いた恩師モンティエン・ブンマーへオマージュを捧げた展覧会です。希望の家展実行委員会と紺屋2023が主催した本展は、ナウィンとモンティエンの作品7件12点で構成され、Post-AQA projectはキュレーションおよび展示作業に関わりました。また、同時期には第5回福岡アジアトリエンナーレが開催されています。

展覧会の詳細は、 [ 展覧会特設ページ ]にてご覧ください。

9月6日(土) オープニングパーティー
9月7日(日) アーティスト・トーク


2016年度

『わすれもの―AQAプロジェクトの活動と未来』の企画、開催

会期: 2016年10月5日(水)~11月21日(月)
会場: 九州大学 椎木講堂ギャラリー(伊都キャンパス) 



 【本展覧会チラシ表】


 【本展覧会チラシ裏】

2016年度は「わすれもの―AQAプロジェクトの活動と未来」展の企画、開催を行いました。
この展覧会は「九大百年 美術をめぐる物語」展(福岡県立美術館 10月8日~11月13日)のサテライト展示として行われたものであり、2006年から2014年まで展開されたAQAプロジェクトの活動を回顧するもので、写真パネルや展覧会図録、ポスター等の資料で、これまでの活動を振り返りました。また、牛島光太郎とジェームズ・ジャックというふたりのアーティストを選び、展覧会を構成することで、AQAプロジェクトの過去と未来をつなぎます。

展覧会の詳細は、 [ 展覧会特設ページ ]にてご覧ください。



2017年度

『そして はこぶねは ゆく—AND THE ARK SAILS ON—』

会期:2017年12月15日(金)~2018年2月14日(水)
 
会場:九州大学箱崎キャンパス・総合研究博物館[3階展示室] 


 【本展覧会チラシ表】


 【本展覧会チラシ裏】

2017年度は「そして はこぶねは ゆく-AND THE ARK SAILS ON-」展の企画、開催を行いました。
この展覧会は九州大学の所蔵する美術作品などの文化財の中から出品作を選んで展覧会を構成しました。九州大学総合研究博物館の常設展示室の一角で3期に分けて展示しました。
第一章 円/線
第二章 科学/美術
第三章 沈まぬもの
展覧会名は「そして はこぶねは ゆく」としました。
「はこぶね」は聖書の「ノアの方舟」であり、「箱崎という船」でもあります。
展覧会の詳細は、 [ 展覧会特設ページ ]にてご覧ください。



2018年度

『とはすかたり-文学部の肖像-』
Portraits Speak: Kyushu University School of Letters
with Suzuki Atsushi
Curated by AQA Project


会期:2019.2.1[金]—2019.3.20[水]
 
会場:九州大学伊都キャンパス 椎木講堂ギャラリー


 【本展覧会チラシ表】


 【本展覧会チラシ裏】

2018年度は『とはすかたり―文学部の肖像―』展を行いました。
この展覧会では、現代美術家鈴木淳との協力のもと、文学部教授のインタビュー動画、教授の一品(逸品)、歴代文学部教授の肖像画を展示しました。
会場には鈴木淳の《インタビュー教授》《ひらがなにする/ひらがなにするする》や箱崎キャンパスの古い机を用いたインスタレーション空間が展示されました。
イベントではアーティストトークやギャラリートーク、そして共催してくださった平成29-30年度QRプロジェクト人社系アジア研究活性化重点支援「九州大学人社系研究拠点形成のための記録・保存・展示」(研究代表者 飯嶋秀治准教授)によるシンポジウムが開催されました。
展覧会の詳細は、 [ 展覧会特設ページ ]にてご覧ください。



2019年度

『とはすかたり-学舎の肖像-』
Portraits Speak: Kyushu University
with Suzuki Atsushi
Curated by AQA Project


会期:2019.9.14[土]—2019.10.9[水]
 
会場:九州大学箱崎キャンパス 旧工学部本館1階


 【本展覧会チラシ表】


 【本展覧会チラシ裏】

2019年度は『とはすかたり―学舎の肖像―』展を行いました。
昨年度に引き続き現代美術家鈴木淳との協力のもと、文学部教授のインタビュー動画、教授の一品(逸品)、歴代文学部教授の肖像画を展示しました。
会場には昨年度展示した鈴木淳の《インタビュー教授》《ひらがなにする/ひらがなにするする》に加え、今年度は文書館・博物館の先生方が出土品や標本に向かってインタビューを行う《もの、かたる》の展示も行いました。
イベントではアーティストトークやギャラリートーク、参加者が思い出の一品(逸品)に語りかけるエデュケーションなどが行われました。
展覧会の詳細は、 [ 展覧会特設ページ ]にてご覧ください。



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